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麻生ラファージュセメント株式会社

廃棄物の再資源化をめざして。

近年目覚しい発展をとげた工業は、人々に大量消費の物質文明をもたらしました。その結果、一般廃棄物と多種多様な産業廃棄物が激増し、処理・処分場の能力も限界に達してきています。

このような社会情勢に対応し、環境保全に貢献するために、麻生ラファージュセメントでは、セメント製造で長年培ってきた経験と技術を生かし、廃棄物を再資源化し、有効利用するよう取り組んでいます。

麻生ラファージュセメント田川工場・苅田工場の廃棄物処理は、セメント製造に必要な原料、燃料及び調整水の一部に廃棄物を混合し製造工程の中で行います。

固形の廃棄物はセメント原料に混合され、原料ミルで乾燥・粉砕し、成分調整後にニューサスペンションプレヒーター (NSP:New Suspension Preheater) 付きキルンで焼成され、クリンカーとなります。このクリンカーに石膏を約3%混合し、粉砕するセメントになります。

NSPはクリンカー冷却後の熱空気を燃料用空気とする焼却炉を持ち、炉内のガス温度は約1,000度となり、原料中の石灰石が分解されます。また、この過程で有機質系の廃棄物は完全に燃焼され、熱源の一部となります。無機質系の廃棄物は、原料と共にNSPからキルンに送られ、約1,450度まで灼熱され、化学反応によってクリンカー鉱物となります。

廃油はNSPの焼却炉で焼却され、燃料の一部代替として活用します。

廃酸・廃アルカリ及び廃水等はキルン排ガス中に投入します。

このように、廃棄物は厳密な品質管理のもと、セメント製造工程の中で、原料及び燃料として再資源化されます。

取扱う廃棄物の種類(許可品目)

産廃物処理設備

田川工場では昭和58年10月、苅田工場は平成2年4月に、産業廃棄物の中間処理業の許可を初めて取得しました。その後、処理技術の向上と設備の充実に取り組み、現在では下表のように多種多様な処理に対応しています。

塩素バイパス設備

汚泥・廃油・配送ミキシング設備

廃油・廃アルカリ受入装置

廃棄物の種類 *1 処理方法 処理可能量(トン/日) *2
田川工場 苅田工場 *5
[産業廃棄物]
    燃え殻
    汚泥
    廃プラスチック
    紙くず
    木くず
    繊維くず
    動植物性残渣
    ゴムくず
    金属くず
    ガラスくず等
    鉱さい
    がれき類
    ばいじん
    第13号廃棄物 *4
    廃油
    廃アルカリ
焼成 *3 4,500 3,500
[一般廃棄物] *6
    貝殻
    RDF
    焼却灰
    汚泥
    紙くず
    動植物性残渣
ごみ焼却(焼成) - 48,000t/年
*1 
 
廃棄物のうち、セメントの品質に悪影響を与える成分を多量に含むもの、
あるいは取り扱いが著しく困難なものについては、処理できない場合があります。
*2 
廃棄物の種類によって、処理可能量は異なります。
*3 
 
焼成:原料を窯(キルン)などに入れて高い温度で焼き、化学反応を促して、
セメントの中間製品である「クリンカー」をつくること。
*4 
下水汚泥溶融スラグ及び無機性汚泥のセメント固化物。
*5 
フロン破壊業者許可取得(2003年)
*6 
一般廃棄物処理施設(福岡県)一般廃棄物処理業(苅田町)






高度な無公害技術によるセメントプラント

 田川工場 

敷地面積:242,540m²
キルン生産能力:1,440,000t/年
主な特徴
1.汚泥と廃液の混合装置を有しているため、下水道汚泥への対応も可能
2.150mm径以下の廃プラスチック等を連続破砕できる廃プラスチック前処理設備を設置
生産品目
・ポルトランドセメント
・高炉セメント
・フライアッシュセメント
・家庭セメント
・ソリッドエース
・パイルセッター
国際規格
ISO9002  2001年1月1日取得
ISO14001  2001年8月31日取得

 苅田工場 

敷地面積:138,993m²
キルン生産能力:1,100,000t/年
主な特徴
1.船舶による遠距離及び大量輸送による受入が可能(フレコンバックの荷揚も可能)
2.塩素バイパス装置の設置で高濃度の塩素イオンを含む廃棄物にも対応可能
生産品目
・普通ポルトランドセメント
・中庸熱ポルトランドセメント
・高炉セメント
・フライアッシュセメント
・低発熱セメント
国際規格
ISO9002  1998年12月31日取得
ISO14001  2000年9月1日取得

廃棄物処理に関する許可

 産業廃棄物処分業許可 

許可番号  4020079609(田川工場  苅田工場)

 特別管理産業廃棄物処分業許可 

許可番号  4070079609(田川工場  苅田工場)

 一般廃棄物処理業許可(中間処理) 

許可番号  2(苅田工場)
許可品目  貝殻・RDF・焼却灰・汚泥・紙くず・動植物性残さ

 一般廃棄物処理施設設置許可(ごみ処理施設【焼成】) 

許可番号  15(苅田工場)
許可品目  貝殻・RDF・焼却灰・汚泥・紙くず・動植物性残さ

 フロン類破壊業者許可 

許可番号  15H0073(苅田工場)
許可品目  CHC・HCFC

 再生利用認定 

【廃肉骨粉】
許可番号  産業廃棄物  平成16年第15号(苅田工場)
許可番号  一般廃棄物  平成14年第24号(苅田工場)
許可番号  一般廃棄物  平成14年第32号(田川工場)

【廃ゴムタイヤ】(自動車用のものに限る)
許可番号  産業廃棄物  平成16年第1号(苅田工場)
許可番号  一般廃棄物  平成16年第1号(苅田工場)

田川工場(田川市大字弓削田2877番地)

田川工場では、環境保全への万全な配慮、セメント品質の厳密な管理の下、廃棄物の再資源化と有効利用に取り組んでいます。

汚泥・鉱さいなどは成分調整を行い原料代替として、廃プラ類は前処理を行い燃料として処理しております。

原料粉砕設備

中央制御室

 セメントと廃棄物再資源化の系統図 


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原料受入(トラック)

NSP塔とフライアッシュタンク

廃プラスチック前処理設備

苅田工場(福岡県京都郡苅田町長浜町10番地)

苅田工場では、環境保全への万全な配慮とセメント品質の厳密な管理の下、廃棄物の再資源化と有効利用に取り組んでいます。また、臨海工場の利点を生かし、遠距離・大量輸送にも対応できる専用バースを完備しています。一般廃棄物処理やフロン破壊処理など、新しいリサイクル技術開発にも積極的に取り組んでいます。

焼成キルン(ユナックスクーラー)

サスペンションプレヒーター
及び固形燃料供給設備

 セメントと廃棄物再資源化の系統図 


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原料受入(船)

廃肉骨粉受入設備

電機集塵機